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子供と楽しむ絵本

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三匹のコブタの本当の話

作: ジョン・シェスカ
絵: レイン・スミス
訳: いくしま さちこ
出版社: 岩波書店
ISBN: 9784001106121
発行日: 1991年11月13日

世界的に有名な童話、「三匹のこぶた」。

この話では一方的に悪役にされているオオカミ(本名はアレクサンダー・T・ウルフ)が事件の真相を語ります。

この事件のキーとなるオオカミの主張。

  • オレがかわいい動物を食べて生きているっていうのは、オオカミの習性だよな。食物連鎖ってやつだろ
  • でも、オレは最初からブタをつかまえて食べようと思ったわけじゃないんだ
  • オレが隣の家に行ったのは、おばあちゃんに食べさせるケーキの砂糖が足りなかったから。カップ一杯の砂糖をわけてもらいにいった(昔はこういうことは普通にあった)。
  • ちょっと考えてみてくれ、ワラで家を作るってフツウか?
  • そのときオレは風邪気味だった。ついくしゃみをしたらワラの家はこわれた。そんなヤワな家ってもともと問題だよな
  • ちょっと考えてみてくれ、枝で作った家っていうのはフツウか?
  • レンガの家に住んでいたブタは、オレのおばあちゃんのことを侮辱した。それでオレはカッとなってしまって・・・

カッとなってレンガの家をこわそうとしたオオカミの行動は褒められたものではないけれど、
誰だって大事な人を侮辱されたら頭にくるものですよね。

軽快に語られるオオカミの主張と、あか抜けた感じの挿絵の本ですが、

 

物事は一方の主張だけきいていては真実が見えないものだ、

 

というしごく当たり前のことを無理なく伝えています。

 

ちなみに、この本は学校の読み聞かせの時間に呼んでもらった娘がビックリして、

「オオカミって砂糖を借りようとしただけだったらしいよ・・・」

とわたしに話してきたことがきっかけで知りました。

(当時は小学3年生)

 

読んでみると本当にテーマが深くて

 

このことがわからないから世界から紛争がなくならないのかも、と

思ったりしました。

 

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